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直接予約を増やしたい。けれど「公式サイトを充実させる」「SNSで発信する」「ベストレートを設定する」といったたくさんの施策のうち、どれからやったら良いかわからない…そんな声をよく聞きます。
そこで、直販数と最も相関している施策・意外と関係がない施策を、CHILLNNを利用している60施設のデータを使って調査しました。
この記事からわかること
最も重要なのはInstagramとGoogleマップを使った集客施策
立地・価格施策は影響が小さい
CHILLNNセールスがおすすめする10の直販施策リスト
調査の概要
ある月の直販予約数をもとに、直接予約が相対的に多いCHILLNN利用施設(成功群)と相対的に少ないCHILLNN利用施設(未成功群)を各30施設ずつ、合計60施設を選定しました。
各施設について、直接予約数に影響しそうな9つの条件を設定し、実際にどれくらい相関があるのかを「ロジスティック回帰分析」という方法で調べました。
調べた条件
【公式HP】ファーストビューに予約ボタンを固定or追従
【instagram】フォロワー数が多い(500以上)
【instagram】ハイライトを整理して宿の情報を発信
【Googleマップ】口コミ数が多い(100以上)
【Googleマップ】写真の質が高い(プロが撮っている)
【価格】自社予約をベストレートにしている
【価格】Google無料予約リンクを設置している
【その他】立地が良い(駅徒歩10分または観光地に所在)
※雑誌に何度も連載されている有名施設は対象から除いています。
※相関を調べたものであり、因果関係(この施策をしたから直販が増えた)ではありません。
結果
図のような結果となりました。

結果①:Instagram・googlemapを整備している施設は直販数が多い
もっとも直販数との相関が高かったのは Instagramの整備でした。「フォロワー数が多い(500人以上)と4.1倍予約されやすい」、「ハイライトを整理(お部屋、案内など)すると1.8倍予約されやすい」という結果です。
同様に、Googlemapの整備も高い相関がありました。「口コミの数が多い(100以上)と2.4倍予約されやすい」、「プロに撮ってもらった高クオリティ写真を掲載すると2.0倍予約されやすい」という結果です。
この2つのページの整備は必須だといえるでしょう。
結果②:各サイトから予約しやすい導線作りも大切
公式サイトに設置する「予約ボタン」がファーストビューに固定or追従されている(サイト訪問の瞬間からずっと表示される)施設も、直販予約数が1.9倍多い傾向がありました。
たとえば、スモールラグジュアリーホテル「香林居」はスクロールしても常に右上にReservationボタンがあります。


ゲストが予約したいと思った時にスムーズに予約できる導線設計が重要です。
なお参考値のためデータは省きますが、「instagramやgooglemapに予約サイトのリンクを貼っている」も同様に高い相関がありました。

結果③:「立地」も「価格」も、直販数とは関係が薄い
意外だったのは、立地の良し悪しは直販数との相関が低かった(1.1倍)ことです。都市部にあったりアクセスが良い施設のほうが特に直販に有利なわけではありませんでした。
さらに、「ベストレート設定(自社予約がOTAより安い)」も、直販数との相関は低い(1.2倍)結果でした。
OTAを含む予約全体には関わっている可能性がありますが、少なくとも直販については、さほど影響がないという結果です。
なお、「Google無料予約リンク」(googlemapに設置できる公式サイトへの価格つき予約導線)の設置が、直販数と負の相関を示しました。ただしこれは相関なので「Google無料予約リンクを設置したから直販数が減った」ではないことに注意が必要です。(詳細は記事最下部)
結論:直販施策の本質は「ファン作り」である
今回の調査結果からいえることは、直販予約を増やすために必要なのは立地や価格といった条件の良さよりも、「宿の魅力を十分に伝えること」「予約したくなった時にスムーズに予約できる導線を整えること」ということです。
OTAを使ってホテルを探すゲストは、多くの施設の中から写真や設備・価格といった条件を見て選びます。この場合は価格戦略が重要です。
しかし公式サイトから予約するゲストの多くは、すでにその施設を「知っていて、好きで、泊まりたい」と思っている人です。そのようなゲストを育てるためには、Instagramの日々の発信やGooglemapの口コミ返信から宿の魅力とホスピタリティを伝えることが最も重要。価格戦略はあくまでその「選ばれる」土台の上に成り立つものだといえます。

なお、Google無料予約リンクが負の相関と出ましたが(詳細は記事最下部)、これもリンク自体が悪いのではなく、リンクを貼る以前に施設の魅力が伝わらないとゲストはそもそも泊まろうと思わないためと解釈できます。
CHILLNNセールスおすすめの10の直販施策リスト
最後に、1000以上の宿の公式サイトを見てきたCHILLNNのセールスチームがおすすめする「直販を増やすためにこれだけはやってほしい!」施策リストをご紹介します。
あなたの施設はいくつ当てはまりますか?

公式サイトのファーストビューに予約ボタンを固定or追従する(ページの奥におかない)
公式サイトの写真の質を高める(世界観、体験、水回りの清潔感など)
Instagramの写真にこだわる(世界観、体験など)
Instagramのストーリーを運用し、ハイライトを活用する
InstagramのURLに予約サイトを貼る
Googlemapの写真の質を高める(清潔感、水回り情報など)
GooglemapのGBP(Google Business Profile)を細かく記載する
GooglemapのURLに予約サイトを貼る
Googlemapの口コミに返信する
すべての媒体(OTA含む)の施設名を統一する
こちらもチェック
▼直販を増やすための20のチェックリスト
https://service.chillnn.com/media/article/increase-direct-bookings
▼instagramを活用した集客について
https://service.chillnn.com/media/article/seminar-20260610
▼MEO対策(Googlemap)について
https://service.chillnn.com/media/article/meo-hotel-strategy
(※)補足:「Google無料予約リンク」が直販数と負の相関を示した理由
「Google無料予約リンク」(googlemapに設置できる公式サイトへの価格つき予約導線)の設置が、直販数と負の相関を示すという結果について追加調査を行いました。
Google無料予約リンクとInstagramフォロワー数の関係
Google無料予約リンクを設置している施設にしぼり、Instagramのフォロワー指標(500人以上)と照らし合わせました。その結果、下記のことがわかりました。
直販成功施設は、全施設がフォロワー500人以上だった
直販未成功施設は、9割近くがフォロワーが500人以下だった
つまり、Google無料予約リンクを設置している施設のなかでも、Instagramのフォロワー(ファン)が育っている施設だけが直販に成功していることがわかりました。リンクの有無より、そもそものブランド力の差が結果を分けていたということです。
付記:本調査の限界について
本調査は60施設(成功群:月15件以上、未成功群:月4件以下)という限られたサンプルをもとにしており、統計的な信頼性には限界があります。結果はあくまで傾向の示唆にとどまりますので、一つの参考としてご活用ください。
また、本分析で示しているのは相関であり、因果関係(この施策をしたから直販が増えた)を直接証明するものではありません。
調査対象:CHILLNNを導入している宿泊施設60施設(成功群30・未成功群30)
調査データ:2026年6月における各変数を目視調査
分析手法:ロジスティック回帰分析(9変数)
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